toggle
痛みの医療への社会的責任をはたすための認定特定非営利活動法人 「いたみラボ」
2018-11-15

Topic No.4
腰痛慢性化の予測因子についてのsystemic review

Will this patient develop persistent disabling low back pain?
Chou R et al. JAMA 313:1295-3102, 2010

 

要約

腰痛慢性化の予測因子についてのsystemic review

方法:
20論文、10842症例を元に、腰痛慢性化の予測因子について解析した。

結果:
年齢、性別、喫煙、肥満、仕事への不満、重労働、過去の腰痛の既往は慢性化の予測因子とはならなかった。 腰痛の慢性化の有意な予測因子は、非適応的な痛みへの対処行動、非器質的徴候、機能障害、全身健康度、および精神科的合併症の有無であった。
cf.非適応的な痛みへの対処行動; fear avoidanceや破局化と呼ばれる対処行動
非器質的徴候; Waddell nonorganic sign; 痛みの心理的因子や痛みの誇張を示唆する所見
機能障害; Roland Morris Disability Questionnaire, Oswestry disability index。

コメント

腰痛慢性化の予測因子として、上述するようなyellow flagと呼ばれる因子を重視すべきである。

ホームページ担当委員:内山 徹